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feed ビジネス書と文芸書についての雑感 (2008-4-18 14:02:53)

昨日のことですが、高木敏光さんの小説「クリムゾン・ルーム」の出版記念パーティーに行ってきました。礼服を除けば二着しか所有していないスーツのうちの、いいほうの一着を着込み、書籍タイトルの「クリムゾン」にちなんだ深紅のネクタイで首を括り、自転車メーカー(件の小説でもその自転車が重要な役割を果たした)製の機能的なバッグを手に、自宅を出発。

実は僕、昨日の出発時点では、ゲラ本をいただいていて、ただそれを読了していたのみで、発売されたバージョンの「クリムゾン・ルーム」は未入手でした。そこで、伊丹空港に到着した後、空港内の本屋か売店で売られていたらそこで買おうと、空港への道を急ぎました。しかし、あべの橋から乗った空港行きの高速バスは、交通事故の影響で20分の遅れが発生し、本屋への立ち寄りに残された時間はわずか。僕はバスを降りると、急いで南北の巨大なターミナルに挟まれた小さな中央ブロックの一階にたたずむ小さな小さな書店に飛び込みました。

目当ての本を探そうと辺りを見回すも、空港の小さな書店らしく、その品揃えは地図やビジネス書、新書などが中心で、文芸書のコーナーはごく限られたもの。平積みのコーナーには赤い本は見あたらず、文芸書の棚を見ていると、一冊だけ配本されていたようで、幸運にも入手することができました。空港内の小さな書店、つまりは厳選されたごく少数の売れ筋の本だけを置いているような書店で、うまく入手することができた一般発売版の小説「クリムゾン・ルーム」。僕はそれを手に飛行機に乗り込み、機中と都内での移動の時間を、その読書に充てました。

羽田に着いて最初に向かったのは、市ヶ谷にほど近い某PC系出版社。そこでは近年ビジネス書のジャンルにも力を入れているとのことで、そのライターとして僕に指名がかかり、編集者さんからは以前から丁寧なメールを何度も頂いていたのです。実際に執筆することになるかどうかは別として、挨拶を兼ねてその編集者さんと雑談しました。編集者さんの提案も興味深かった上、今まで僕が手がけてきたPC書とは異なるビジネス書の「縦書き」フォーマットには僕自身も魅力を感じて、まずまず好感触でした。ま、まだ何も決まっちゃいないんですけどね。

それが終わって、やっと出版記念パーティーへ。実はこの時点でかなり疲れていて、僕の調子はかなり下がり気味に。会場までの移動は徒歩で約10分程度(もともといた場所は外堀通りを市ヶ谷から少し飯田橋に寄ったあたりで、パーティー会場も同じく外堀通り付近、市ヶ谷よりは飯田橋のほうが近いかな、という場所)で、すぐに着いたのですが、しかし残念ながら僕は不調。大勢の人が入り乱れる立食形式の賑やかなパーティー会場では、僕は結局ずっとテンションが上がらず仕舞いで、最低限の挨拶程度でお茶を濁しました。大半をビール片手に喫煙所で過ごしたような気がします。食事もほとんど喉を通らず。

パーティーがお開きになった22時頃、2次会へ。不調のせいで行くかどうか少し迷ったのですが、何人かの方(ビックリするような偉い人たち)が強く誘ってくれたので、行くことにしました。神楽坂の途中で行われた2次会では、まあ僕にとってはそう珍しいことでもないのですが、ところどころで壁にもたれてうたた寝をしたりしつつ、放電してしまっていた気力を再充電し、結局はこの二次会の最後まで楽しく過ごしました。三次会は吉祥寺まで行くとのこと(遠いよ!)だったので、僕はここで退散しました。このときの時刻が、0時を少し回ったくらいだったかな。

でもまあ、パーティー会場の喫煙所や二次会の場では、文芸関係の人々から色々なお話を伺うことができて、何よりも新人小説家としてデビューを遂げた高木さんの様子なども面白く、とっても刺激的でした。やっぱり、文芸とかのソサエティの空気に触れると、そりゃあもう触発されまくるのも当然といえば当然でしょう。

僕はまあ、このブログでも再三お伝えしてきたように、文芸にはとても強く興味を惹かれているのですが、今までの唯一の作品である第19回 堺自由都市文学賞受賞作が短編(無名の人が書いた一編の短編では書籍化もできない)だったこともあり、小説家としては素人作家の域を出ません。今度は長編に挑戦して、単行本になるようなものを仕上げたいなあ、などと思っている次第です。まあ今の時点では、ほとんど夢のような、非現実的な話ですよね。

しかし、僕は仕事柄かなりモチーフには恵まれていて、例えば、仕事上でも個人的にも十年来の付き合いをしている探偵事務所があり、実在の探偵の内幕ならかなり詳しい(もちろん取材も好きなだけできる)という環境もあります。現実に存在するような探偵(つまり密室殺人の推理とかをするんじゃなくて、夫婦間の不貞行為だとかみたいに警察が扱わない民事に関することを中心に調査する)をモチーフに、依頼者や探偵の人間模様を深く抉り出すようなもののアイデアを考えていました。それで、書き上がったら何か適当な文学賞に応募しようか、などという具合で。

ところが、今回のパーティーや二次会の席上で、今回の高木さんの小説「クリムゾン・ルーム」出版までの道程を聞いていると、やはり無料のオンラインゲーム版「クリムゾン・ルーム」における高木さんの、密室脱出ゲーム作者としての知名度や、彼の既存のファン層といった、高木さんの資産ともいうべきものをセールスにもうまく使おう、といった戦略があったことが垣間見れたりして、これはこれで新たな刺激になりました。なるほど、文芸書の企画やマーケティングでもこういうことをするのか、と。これって、考えてみれば、使おうと思えば僕も使える戦略ですよね。

つまり、現在僕が持っているインターネットマーケティングの中の人としての知名度とか、それに付随する専門的な知識とか、このブログを読んでくれている読者さんが4000名近くもいてくれていることのような、いわば僕の既存の強みとも言えるものをうまく活用するのであれば、数年前の大ベストセラー「ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か」のインターネットマーケティング版みたいなもの(つまりエンターテイメント小説の形を借りたビジネス書)を出せば、まあまあ部数もある程度読めるんじゃないか、というようなアイデアも自然と浮かんでくるわけです。

これなら少しは現実的な気がします。この種の例だと、以前RTCカンファレンスでご一緒させていただいた保田さんの「投資銀行青春白書」(台湾、香港での翻訳版発売が決定したそうです)のような例もありますし。ちなみにこの本は、投資銀行に勤める主人公の成長物語という体裁を採っており、楽しく読めるんですが、中身はかなり実用的に、投資銀行という特殊な世界について理解できるように作られています。こういうのも楽しそうだなあ。

例えば僕なら、経営難にあえぐ中小零細企業の社長や若社長が、失敗を繰り返しながらインターネットマーケティングの考え方と手法を身につけ、ライバルやスパマーといった外部の敵や、社内の困難などを乗り越えて会社を復活させる、といった話なら、それを書くのに最も適したポジションに僕はいるんだろうなあ、と思ってみたり。

ま、こういったものアイデアの一つに過ぎませんし、何よりもこと文芸に関していえば僕は修行の身なので、今から妙な皮算用とかしている暇があったら習作書けよ、って話なわけなんですけども。

何にせよ、出版社の人たちとか、日本では珍しい作家エージェント会社の人たちと話してみて、視野が広がったというか、アイデアが拡がったというか、自分自身の可能性もちょっとは大きくなったような気がします。とりあえず、アイデアがたくさん出てくるのはいいことですよね。

とまあそんな具合で、わざわざ大阪から出てきた甲斐のある、刺激的な時間を過ごすことができました。皆さんありがとうございました。そして、高木さんおめでとうございます!